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教えます!賢い電気の節約術

プロが教える家電製品の選び方&賢い利用術

【第1回】
ご存じですか?「消費電力」と「消費電力量」の違い

電気を節約するには、家電製品で使う量を減らすのがいちばんの近道。わかっていてもなかなか実行できないえころ一家は、ゼロハイム博士に電気のかしこい節約方法を教えてもらうことになりました。


まず、えころさんにはクイズに答えていただきましょう。

クイズ?!

家電製品の情報を見ていると、「消費電力」と「消費電力量」という言葉がよく出てきます。この「消費電力」と「消費電力量」の違いはいったいなんでしょう?

「消費電力」と「消費電力量」・・・たしかにどっちも見たことがあるなぁ。

お父さん、わかる?

パパ、がんばって!

消費電力は家電製品を動かすのに必要な電気のことで、消費電力量は・・・う~ん、わかんないなぁ。

では正解を申し上げましょう。 「消費電力」は、今えころさんがおっしゃったとおり、電気製品を動かすときに使われる電力のことです。単位はみなさんもおなじみのW(ワット)です。

知ってるよ、ワット。

そして、「消費電力量」は、実際に使った電気の量をさします。 数式をごらんになったほうがわかりやすいかもしれませんね。
消費電力量=消費電力×使用時間
単位はWhと書きます。ワットアワーとか、ワット時と読んだりします。

ワットアワーって、初めて聞く言葉だわ。

たとえば、どこでもよく見かけるこの白熱電球、ガラスのこの部分に100V60Wと書いてありますよね?

ホントだ。書いてある。

これは、この電球を100Vの電気で使うときの消費電力が60Wですよ、という意味です。この電球を3時間使った場合、消費電力量は60W×3時間=180Whとなります。

なるほど!

今の電球の説明、すごくわかりやすいわ。 ってことはつまり、消費電力が少なくても、長時間使うと消費電力量が大きくなることもあるわけね?

そのとおりです。 この考えでいくと、家電製品は大きく2つに分けることができるんですよ。
「①消費電力は小さいけれど、長時間使う機器」と
「②消費電力が大きくて、短時間使う機器」です。
先ほどの電球は、消費電力は60Wと小さいですが、
毎日何時間も使いますよね。ですから①にあたります。
長時間使うものといえば、ほかになにがありますか?

冷蔵庫かな?年がら年中動いてるし。

そうですね。最近の冷蔵庫の消費電力は平均100Wといわれています。

え~っ、意外に小さいのね。

そうかな?

そうよ。だって、さっきの小さな電球が60Wでしょ? 冷蔵庫はあんなに大きいのに100Wだなんて意外だわ。もっと電気を使うものだと思ってたけど。

ここでのポイントは、先ほどのお話の「消費電力」か「消費電力量」か、ということです。 冷蔵庫の消費電力は平均100Wと意外に小さいですが、えころさんもおっしゃったとおり1年365日24時間休むことなく稼動して、電気を消費しています。 ですから、1年の消費電力量は
100W×24h×365日≒800000Wh/年 となります。

えっ・・・ちょっと待って。これって冷蔵庫1台分の数字?

すごーい! 0が1、2、3、4・・・6つもあるよ!

とてもおおまかな計算ですが、80万ワットアワーですね。 1000Wh=1kWh(キロワットアワー)ですので、
800kWhというふうに表現することもできます。

冷蔵庫が電気をよく使うと世間でいわれているのは、結局こういうことなんですね。

そうなんです。消費電力も大切ですが、その機器をどれぐらい使うかも年間の電気代には大きな要素です。
むしろ私たちが電気代を考えるとき、無意識のうちに使っているのは消費電力量(Wh)なんですよ。
では、「②消費電力が大きくて、短時間使う機器」は
どんなものを思い浮かべますか?

年間を通して使わないものといえば、エアコンかなぁ。

そうですね。ほかに電気カーペットや衣類乾燥機なども、消費電力は大きいですが、
つねに使うものではありませんね。
衣類乾燥機を例にとると、消費電力は約1500Wととても大きいですが、1回あたりに使う時間は2時間程度ですから、
1500W×2時間=3000Wh/回
つまり、1回につき3.0kWhの消費電力量です。
週に1回使うとすると、
3.0kWh×52回=156kWh/年
消費電力は冷蔵庫の15倍ですが、実際の消費電力量は冷蔵庫の約5分の1程度。 もちろん、ご家庭ごとの使用頻度にも大きく左右されますが。

ひとことで家電製品といっても、いろいろなのねぇ。

家電製品の省エネは、使用頻度によって変わりますし、さらに使い方・使用時間帯によっても変わります。そのあたりもご説明しましょう。

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