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お役立ちエネルギー通信 電力自由化についてのコラム

これから始まる「電力自由化」って?

第1回
これから始まる「電力自由化」って?

「電力自由化」が始まる2016年はもう間近!わが家の光熱費はどうなる?

2016年から、日本でも電力自由化がスタートします。
今までのように居住エリアによってあらかじめ決まっている電力会社から電気を購入するスタイルではなく、
料金体系やサービスなどを考慮しながら自由に電力会社を選んで電気を購入するようになる「電力自由化」。
光熱費に大きな影響があるのでは?と、えころさん一家も関心が高い様子。
今日もゼロハイム博士を自宅に招き、電力自由化について話を聞くことになりました。

お待ちしていました、博士。

ええ、「電力自由化」で光熱費が大きく変わるんじゃないかと気になって気になって......!早くお話を聞きたくって、つい玄関まで走り出てしまいました。

こんにちは。今日は奥さんが出迎えてくださったんですね。

相変わらず、気が早いんだから(笑)。
博士、ようこそいらっしゃいました。

お願いします。

こんにちは。
ではさっそく、電力自由化についてお話しましょう。
まずは、そもそも電力自由化って何だろう?というところからお話したいと思います。

電力料金を抑えることが目的!?

ニュースや新聞などで目にしたことがある人も多いかと思いますが、日本でも2016年に「小売電力自由化」が始まります。
電力自由化とは、電気を使う人が自由に電力会社を選んで電気を購入できるようになることです。現在は、基本的に住む地域で電力会社が決まっていますよね。

ELECTRICITY DEREGULATION... doctor

そうですね。うちは東京電力から電気を買っています。そもそも、なぜ地域別に電力会社が分かれているんですか?

え?!じゃあ、「電力自由化」が実現すると、電力の地域間格差がなくなったり、停電しやすくなってしまうということですか?

ああ、よかったぁ。
それはそうですよね。

パパもあわてんぼうさんねぇ(笑)

主な理由としては、戦後の復興政策です。電力の地域間格差をなくし、電力を安定供給できるようにという目的から、 地域ごとに一つずつ電力会社が置かれるようになったんです。
そのため家庭や工場などは、その地域の電力会社から電気を買うという「地域独占体制」が取られていたわけです。

そうなってしまうと大変ですねぇ......(笑)。でも、ご心配なく。最近は通信手段やコンピュータ技術が進化しているから大丈夫。 これら技術革新のおかげで、電力自由化の話が実現しつつあるんです。

なぜ"地域ごと"に管理し運用する必要があったか、わかりますか?
その理由は、「電気は生産すると同時に消費する必要がある」ものだからです。
つまりコンビニやスーパーで売られている商品のように、在庫を作って置いておく......ということができないものなのです。
つまり、需要と供給のバランスをその瞬間瞬間で一致させないといけないんですよ。

もし需要の方が大きくなりすぎれば停電になってしまうし、供給量がオーバーすれば設備が破損する場合もあるわけです。
従来はコンピュータでの管理技術や高速通信の手段がなかったため、複数の発電施設と供給先の状況をリアルタイムに把握することができませんでした。
だから地域ごとに電力供給をコントロールする機能を電力会社に集約し、需要と供給のバランスを保ちやすくしていたんです。

doctor

なるほど!最近は情報通信技術が進歩したから、遠隔地でもたくさんの情報を瞬時に集めることができるようになった、というわけですね。
コンピュータも高性能化してデータ解析による処理スピードも上がったし、遠隔管理もできるようになった。それも電力自由化を後押ししている、ということでしょうか。

大正解!さすがですね。
技術革新によって、多様な事業者が送電網にアクセスしても、安定した電力供給ができるようになってきたわけです。

さらに発電技術自体の発展も、電力自由化が進んだ背景の一つです。
今までは単価の安い電気を供給しようとすると、大型の発電所をつくって大量に発電する必要がありました。
建設費も膨大になる上、燃料調達ルートを構築したり、人員を確保したりと、新たな事業者が参入するハードルが非常に高かったんです。
でも今は発電技術が進歩し、小規模な発電でも安いコストで行えるようになったため、新規参入のハードルが下がってきたんです。

そういった背景から、今後も安定的に電力を供給すること、市場競争によって電気料金を抑えることを目的に、電力自由化が推進され始めたんですよ。

会社が選べる!?

ということは、今まで各地域にあった10電力会社以外にも、電力供給会社が増えるということですか?

そうなんです。電力自由化によって利用できるようになるのは10電力会社だけではありません。 電力自由化を見越して設立された民間企業はもちろん、商社、石油元売企業、家電メーカー、リース会社、通信会社など、さまざまな業界が電力供給の新規事業を立ち上げ、電力供給に参入し始めているんです。

もうそんな会社が生まれているんですね。知らなかったなぁ〜!

実は、すでに一部で電力自由化はもう始まっているんです。例えば、工場やオフィス、行政機関などの「大口契約」では、すでに電力会社を選べるようになっています。

そうなんですか!それなら、一般家庭でも2016年を待たずにすぐに導入できそうな気もするけど......。

気になる光熱費は?

電力自由化へのステップ

それで結局、光熱費は安くなるのかしら?博士、そこのところをお聞きしたいんですけど......。

そこを聞きたかったんだね。
どうりでソワソワしていると思ったよ。

新規事業者が参入してくるということは、それぞれが顧客を獲得するために、さまざまなサービスを打ち出してくることが予想されます。 例えば通信会社なら、携帯電話や固定電話の通信費とセットにした料金体系があるかもしれません。ユニークな料金プランや割引制度が出てくるでしょうね。

あら、それは楽しみだわ!

現在、燃料費の高騰などによって電気料金は値上がり傾向にありますが、新規参入の事業者が増えることで、そういったエネルギー問題を価格に転嫁することは減っていくのではないでしょうか。電力自由化が始まれば、少なくとも今のような大幅な値上がりは、抑制されることになるかと思われます。

それは助かるわね。
2016年の電力自由化の前に、何か考えておくべきことはありますか?

電力自由化は少し先のことですが、実は今でもライフスタイルに合わせた料金プランを選ぶことはできます。

あ、以前博士にお聞きした、料金体系のことですよね。
うちは東京電力の「電化上手」というプランを選んだはずです。

そうです。時間帯によって電気料金の単価が変わるというものでしたよね。
電力自由化を実現した技術革新によって、この価格設定がよりきめ細かなものになるかもしれないんです。

次回からは、電力自由化を見据えて電力消費の実態や現在の電力契約の分析からわかること、など紹介します。

GOOD BYE!
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