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みんなのスマートハイム

お役立ちエネルギー通信 電力自由化についてのコラム

「電力自由化」の前に知っておくべきこと③

第4回
「電力自由化」の前に知っておくべきこと③

— 次世代の機器、スマートメーターとは? —

今の電気メーターのままだと、電力自由化には対応できない!?

電力自由化に備えて、勉強中のえころさん一家。
電力供給の仕組みを知り、より賢い電気の使い方も学び、
あとはライフスタイルにフィットする最適なプランを選ぶのみ!
......と思いきや、ニャビによるともう一つ大切な準備があるのだとか。
それが「電気メーター」なのです。

doctor dog

今日のレッスン

電力自由化の鍵を握る「スマートメーター」とは?

単純な積算から時間帯別の計測へ。電気メーターの進化とは?

family

どの家にも、どれくらい電力を使ったかを示す機器が取り付けられていますね。これは電力量計というもので、一般的には「電気メーター」とも呼ばれています。従来の電気メーターは、中に円盤のようなものが入っており、それが使用した電力量に応じて回転し、その回転数の積算により使用電力量を示す仕組みになっています。つまり、使用した電力の"積算量"だけが把握できるものなのです。

積算だけだと、時間帯別に計測できないわね。

時間帯別料金プランのわが家は、新築時にオール電化住宅用の電気メーターを設置したんだったね。

そうなんだニャ。積算機能だけでは、時間帯別の電気料金プランに対応することができません。ですからオール電化住宅では、内蔵された時計と電子回路によって"時間帯ごとに計測"することができるタイプの電気メーターが使われています。

  • 従来の電気メーター

    従来の電気メーター

    電気の流れによって内部の円盤が回転。
    その回転数によって電力を数値化しています。

  • オール電化用の電気メーター

    オール電化用の電気メーター

    内部に円盤がなく、デジタルで電力を計測。
    計測精度が高く、機器の寿命が長いと言われています。

時間帯ごとに計測できるなら電力自由化が始まっても対応できるんじゃないかしら?

そうだねぇ。なぜこのメーターでは電力自由化に対応できないのですか?

いい質問だニャ。ポイントは、遠方の電力会社と契約できるかどうかの鍵を握る「通信機能」にあります。

家庭にも電力会社にもメリットいっぱい、スマートメーター。

dog

電力自由化は、料金プランが選べるようになるだけでなく、全国のどの電力会社からでも自由に電力を買えるようになること、ですよね。ところが、一般的な電気メーターでも、時間帯別計測ができるオール電化住宅用のメーターでも、各電力会社が顧客の電気メーターの検針作業を直接行う必要があるんです。そうなると、遠く離れたエリアに電力を供給することは、電力会社にとって物理的に難しくなりますよね。そこで注目を集めているのが、電力をデジタル計測し、内蔵された通信機能によって情報のやりとりを行える"スマートメーター"。通信機能があるので自動検針・遠隔操作なども可能なんです。

通信機能で自動検針・遠隔操作

遠く離れたエリアの電力会社からでも、
通信機能で自動検針・遠隔操作が可能。

またスマートメーターは、家庭だけでなく、電力会社にも大きなメリットをもたらします。通信機能によって全国の契約者の電力需要がタイムリーに把握でき、発電量の無駄を最小限に抑えることができるのです。結果として自然環境への負荷も減らすことができるでしょう。スマートメーターの有用性は非常に大きいため、政府も各電力会社による普及を推進。実際、東京電力では2014年から導入をスタートし、2020年までにエリア内の全顧客への導入を目指しています。

さらに今後の展開として、次のような進化した機能の活用が期待できます。

  • HEMSとの連動

    HEMSとの連動

    各家電の電力消費量を分析することが可能になり、節電・節約効果がUP。

  • 30分単位での計測

    30分単位での計測

    朝晩・日中・深夜のような区分けではなく、より細かな時間ごとの単価設定が生まれ、よりライフスタイルに合ったプランを選べるように。

スマートメーターに変われば、
オール電化住宅での電気の使い方も
もっと工夫できそう!

そうだね。
何だか楽しみになってきたぞ。

今日のレッスンのまとめ

電力自由化の鍵を握る「スマートメーター」とは?
  • スマートメーターは通信機能が内蔵されており
    自動検針・遠隔操作が可能。
  • ▼
    遠方の電力会社とも自由に契約できるため ライフスタイルによりフィットする 電気料金プランを選ぶことが可能に!
doctor

全国の電力会社を自由に選べるようになると、
今まで以上にバリエーション豊かな料金プランが選択肢に加わります。
すでに今も、地域ごとの特色ある料金プランがあるんですよ。
次回のコラムでいくつかご紹介したいと思います。