スマートハウスを知る。これからのくらしを考える。

みんなのスマートハイム

お役立ちエネルギー通信 電力自由化についてのコラム

「電力自由化」をお得に活用する4つのコツ!

第6回
「電力自由化」をお得に活用する4つのコツ!

「電力自由化」で光熱費をより低く抑える方法は?

2016年4月から一般住宅でも本格的に始まる予定の「電力小売自由化」。
これまで、自由化の背景にある電力事情や仕組みについて
博士から教えてもらったえころさん一家ですが、話はいよいよ終盤に!
最終回は、電力自由化の具体的な"活用方法"です。
どうすれば賢く利用できるのか、博士に解説してもらいました。

doctor dog

今日のレッスン

電力自由化を賢く活用する4つのコツを知る

コツ①:現状の電気の使い方、をデータ化する

family

さて、えころさんご一家の一番の関心ごとは「電力自由化によって、光熱費がどのくらいお得になるのか」ということでしたよね。
自由化によって様々なエリア・業態の会社から電気料金プランを選べるようになりますが、「このプランを選べば、絶対にお得になる!」というものでもありません。なぜなら各家庭のライフスタイルによって、電力を使う量や時間が異なるからです。ライフスタイルにフィットしないプランを選んでしまったりすると、かえって電気代が高くなってしまう......ということにもなりかねないのです。

そのためにも、現在のライフスタイルで、どの時間帯にどのくらい電力を使用しているのかをデータ化し、把握することが最優先事項だと言えるでしょう。

時間帯別の電力使用量を把握するためには......

HEMSを活用!

自宅の電力使用状況を"見える化"する仕組み「HEMS(※)」があれば、データ化も簡単。例えばセキスイハイムのスマートハウスで採用されているHEMS(スマートハイム・ナビ)なら、時間、日別の電力使用量データを表示することができます。
※「Home Energy Management System」の略。

一日の電力使用量の推移データ

スマートハイム・ナビの時間別電力消費量グラフ

HEMSのグラフから...

  1. 1一日の時間ごとの電力使用量の増減をチェック!
  2. 2さらに、季節ごとの電力使用量をチェック!

電力使用量は日によって変動があるので、一ヶ月分の平均値を出すのがベスト。 難しければ、代表的な一日を抽出して、その日の時間ごと電力使用量をチェックするのでOKです。 季節ごとの電力使用量を知るためには、8月・1月・5月(10月)あたりで抽出するのがオススメです。

電力自由化が始まると、
光熱費が絶対に安くなる!と
いうわけではないんですねぇ。

できるだけ安くするためにも、
わが家の電力使用の特徴を把握すべし、

ということだね。

コツ②:時間ごとの電力使用量に合わせてプランを選ぶ

dog

ではHEMSで明らかにした電力使用量データをどう活用するか、例を挙げてご紹介しましょう。今回は、調理器具や空調などにも電力を使う、オール電化住宅をベースにお話ししますね。

ではまず、1の「一日の電力使用量の推移データ」にフォーカスしてみましょう。下記のデータをご覧ください。

時間ごとの
変化に注目!
ある家庭の一日の電力使用量の推移データ

時間ごとの変化に注目!ある家庭の一日の電力使用量の推移データ

このグラフからは、朝のピークが午前2時〜午前9時あたりまで続いていることが読み取れます。午前1時〜5時の電力使用はエコキュート分だと考えられますが、とくに朝の冷え込みが厳しい冬に電力使用量が増えていることから、暖房に電力を使っていることがわかります。

このケースではどういった料金プランを選べばよいのでしょうか?東京電力の「電化上手」プランでは午前7時以降の単価が割高になってしまうため、このご家庭では電気代がかさんでしまいます。しかし前回ご紹介した九州電力の「ピークシフトプラン」のように、割安な深夜料金が朝遅い時間まで設定されていれば、暖房費をより低く抑えることができます。

このように、現状のデータからピークの部分がどの時間帯にあるのかを判断し、その時間帯を割安に利用できるプランを選ぶことが大切です。

パパと子供達が朝に家を出た後、
わが家は私一人だから暖房を切るけど、
赤ちゃんがいるとそうはいかないわね。

ママの言うとおりだね。
家族の成長に伴って
電力プランを見直せるのも、
電力自由化のいいところだね。

コツ③:季節ごとの電力使用量を基準にプランを選ぶ

family

次に考えておきたいのは、季節ごとの電力使用量の違いです。夏場は日中の冷房に、冬場は朝晩の暖房に使う電力が増えるため、ご家庭のライフスタイルに合わせた料金プラン選択が、"年間"の光熱費に大きく影響することになります。

ここで注目したいのは、2の「季節ごとの電力使用量」です。

季節ごとの
変化に注目!
ある家庭の一日の電力使用量の推移データ

季節ごとの変化に注目!ある家庭の一日の電力使用量の推移データ

このグラフからは、冬場の朝・夏場の日中の電力使用量が際立って多いということがわかりますね。日中の電力使用量が比較的多いことから、家族の誰かが在宅していることが多いご家庭だということが読み取れます。

このケースではどのような料金プランを選べばよいのでしょうか。冬場・朝の電力使用は、ほとんどの電力会社の割安な時間帯に収まっているのであまり気にする必要はありません。しかし夏季の日中は割高な単価な上、東京電力や関西電力では夏季料金がプラスされるため、光熱費はぐんと跳ね上がります。そこでオススメなのが前回ご紹介した東北電力の「やりくりナイトプラン」。日中の単価はオールシーズン共通なので、他の電力会社のプランに比べて割安になるはずです。

一日の電力使用量の推移だけでなく、季節ごとの電力使用量を見える化することで「夏の昼間に冷房をよく使っている」「冬の朝晩の暖房費が多い」などの特徴が見えてくるはずです。季節要因が電力使用量に大きく影響しているなら、一日の時間帯よりも季節ごとの単価を加味して、プランを検討するとよいかもしれません。

東京電力の「電化上手プラン」だと夏季日中は、土日も割高設定なのよね。だから涼を求めて外出することも多くて。

関西電力の「はぴeプラン」や中部電力の「ピークシフト電灯プラン」なら土日は夏季日中の割増料金が免除されるから、それに変更するという手もあるね。

コツ④:電気料金だけで判断してしまわない

family

現状、電力自由化への参入を表明している企業には、すでに大口顧客向けの電力供給で実績を持つ新電力会社、ガス関連会社、家電量販店、ネットショッピングなどのインターネットサービス関連企業、携帯電話キャリアなどがあります。

当然、電力使用状況だけでなく、その他のライフスタイルに合わせた多種多様な電気料金プランが生まれることが予想されます。例えば利用している携帯電話キャリアとの契約により通信費がお得になったり、インターネットサービス関連企業との契約によりネットショッピングや旅行プランなどへの値引きサービスを受けられるなど、いろいろな可能性があるはずです。

その他のお得な料金プラン、いろいろ。

インターネットサービス関連企業→ネットショッピング割引?旅行プランの割引? 携帯電話キャリア→電話料金との合算で通信費+光熱費がお得に? ガス関連会社→ガス併用住宅でも電気料金がお得に?

賢く選ぶほど、お得になるわけね!
ワクワクしてきたわ。

でも安いだけで選んでしまうのも
不安だね。

確かに、新規入会キャンペーンなどで一時的なお得感を打ち出す会社も増えることも予想されますが、初年度の電気料金だけで判断してしまうのは考えもの。月々の電力使用量と単価を照らし合わせ、本当にお得なのかどうかをしっかり見極めて選ぶことが重要です。また、料金だけを見るのではなく、そのエネルギーがどのようなエネルギー資源から作られたものなのか、サポート体制や契約期間・契約料金がどう設定されているのか、会社の信頼性はどうなのかなど、よく調べて納得できるプランを選ぶことを心がけたいですね。

今日のレッスンのまとめ

電力自由化を賢く活用する4つのコツを知る
  • ①現状の電気の使い方をデータ化し、把握する。
    ②時間ごとの電力使用量に合わせてプランを選ぶ。
    ③季節ごとの電力使用量を基準にプランを選ぶ。
    ④電気料金だけで判断してしまわない。
  • ▼
    「わが家のピーク部分」を いかにやすい単価に抑えるかを考え、 ライフスタイルに合わせて考えることが、 賢く電力自由化を活用するポイントに!
doctor
  • 時間帯別の電力使用量をタイムリーに把握!「スマートハイム・ナビ」の仕組みとサービス
  • 時間帯別の電気料金をフル活用!光熱費ゼロ実現邸のインタビュー