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    自給自足率って何?

お役立ちエネルギー通信

住まいのエネルギー
自給自足率って何?

これからの家づくりでは、当たり前に?エネルギーの「自給自足率」を考える。

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住まいのエネルギー
自給自足率って何?

これからの家づくりでは、当たり前に?エネルギーの「自給自足率」を考える。

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24時間365日、私たちの暮らしに欠かせない、
エネルギー。
しかしこれから起こりうる、
エネルギーを取り巻くさまざまな変化は
将来、家計やライフスタイルにダメージを
与える可能性もあるのです。
例えば、エネルギー資源の高騰、
売電価格の値下がり、災害による停電--。
多様なエネルギーのリスクに
どう備えておけばよいのでしょうか。
その答えが、エネルギーの「自給自足率」を
考えた家づくりなのです。

エネルギーの問題、
どんなものがあるの?

エネルギーコストの高騰や災害による停電など、
さまざまなリスクが想定されます。

室内を明るくする照明、快適な温度・湿度を保つエアコン、炊事や洗濯などに使う家電製品、音楽や映像を楽しむAV機器......。私たちが便利で快適な暮らしを送るために、エネルギーは欠かせない存在です。にもかかわらず、住まいで使うエネルギーのことを家づくりの際にしっかり計画している人は、少ないのではないでしょうか。しかし現実に、エネルギー資源の枯渇、エネルギーコストの値上がり、発電による環境への負荷、災害による停電増加など、エネルギーを取り巻く環境にはたくさんの変化とそれに伴うリスクが想定されているのです。
それらは暮らしにどういったリスクをもたらすのでしょうか。

risk1光熱費値上がりのリスク

日本は発電に使う燃料のほとんどを海外からの輸入に依存していますが、石油やLNGなど輸入するエネルギーコストがさらに高騰する可能性も考えられ、今より電気料金の負担が膨らむリスクがあります。2016年4月にスタートした電力自由化では、新規参入事業者も含めた価格競争により電気料金の値下がりが期待されましたが、実際には発電にかかるコストが従来とさほど変わらないことから、各社とも大幅な値下げはできていない状況。現に日本より先に電力自由化を導入した海外諸国では、電力自由化後に電気料金が上がってしまったケースも多く見られます。
また、一般家庭や事業所で発電した電力を電力会社が一定期間変わらない価格で買い取る優遇制度(FIT=固定価格買取制度)も先行きは不透明であり、売電によって光熱費の負担を減らすことも徐々に難しくなってきています。

● 各国の家庭用電気料金の推移(時刻通貨ベース)
各国の家庭用電気料金の推移(時刻通貨ベース)
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出所:「2020年の産業」
(野村総合研究所(著)/ 東洋経済新報社)より追記

risk2停電のリスク

実は日本では、異常気象による集中豪雨などが増加傾向にあることがわかっています。また、いつどこで起こるかわからない地震など大災害時の停電リスクも考えておく必要があります。

● 「アメダス」1時間降水量80mm以上の年間発生回数
「アメダス」1時間降水量80mm以上の年間発生回数

※ 折れ線は5年移動平均。直線は期間にわたる変化傾向を示す。
出所:「気象変動監視レポート2015」(2016年8月発表)

● 年間の停電戸数の推移
年間の停電戸数の推移

出所:内閣府防災情報ページ「災害情報一覧」より算出。
「今冬期の大雪等による被害状況等について(平成27年5月1日)」資料における停電戸数計254,547は平成26年中に復旧しているので数には含めておりません。

リスクを下げるためには
どうしたらいいの?

"売って儲ける"ではなく、"創って使う"。
「自給自足率」を高めることがリスク回避に。

光熱費の値上がりや停電のリスクを下げるために考えておきたいのが、自宅での発電です。
従来は創った電力を「売って儲ける」ことで、光熱費収支をゼロ以下に抑える考え方が主流でした。ところが現在はメガソーラー発電設備が急増したことなどから、家庭で創る電力の買取単価は値下がり傾向。10年間変わらない単価で電力会社が電力を買い取る一般家庭におけるFIT(固定価格買取制度)も、11年目以降の買取単価は確実に下がってしまうことに加え、2020年以降はFITそのものが見直され新制度に移行する可能性もあり、永続的に安定した売電収入を期待することは難しそうです。

「売って儲ける」時代は終わり、これからは「創って使う」ライフスタイルが主流になりつつあります。つまり自宅で消費するエネルギーを自宅で創るエネルギーでどれだけまかなえるかを示す割合である、住まいのエネルギー「自給自足率」を高めておく必要があるのです。「自給自足率」が高いほど、外部のエネルギーへの依存度は下がります。結果的に、外的要因によるさまざまなリスクを下げることができるのです。

※ 太陽光発電が10kW未満の一般住宅の場合。

COLUMN

「ZEH」と
「エネルギー自給自足の住まい」
どう違う?

年間のエネルギー収支ゼロを目指す「ZEH」と「エネルギー自給自足の住まい」の違いとは何でしょうか?
どちらもエネルギーを"使わない"イメージがあり似ているようにも思えますが、大きな違いがあります。「ZEH」の場合、年間で創ったエネルギーが消費したエネルギー以上になることを目指すもので、夜間や悪天候が続いたときなど創った電力が不足する際には電力会社から電力を買って使います。 一方、「エネルギー自給自足住まい」は、"24時間365日"電力会社に頼ることなく、すべて自宅で創ったエネルギーでまかなうことを目指すもの。「エネルギー自給自足の住まい」は、「ZEH」からさらに一歩進んだ考え方の家だと言えるでしょう。

COLUMN teacher03

エネルギー自給自足ができると、
暮らしはどう変わる?

光熱費の変動リスクに影響されないだけでなく、
災害や異常気象による停電の備えにも。

エネルギーの自給自足が可能になれば、エネルギー資源高騰などの影響を受けることがなくなるため、「光熱費の値上がり」というリスクから解放されます。さらに自宅で発電して自宅で使うライフスタイルは、災害時の「停電」リスクにも心強い備えになります。小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭とっては、いつもとほとんど変わらない生活ができることは、大きなメリットになるでしょう。

そして何より、一日中一年中太陽光という自然の恵みをエネルギーとして活かす環境にやさしい暮らしは、毎日を心豊かなものへと変えるはずです。

住まいのエネルギー
「自給自足率」、
どうやって高める?

大容量の太陽光発電+蓄電池に加え、
電力を大切に使うための省エネ設備・仕様が必要。

住まいのエネルギー「自給自足率」を高めるためには、必要なエネルギーを十分に発電できる「太陽光発電システム」が不可欠です。さらに発電した電力を貯めておくための「蓄電システム」があることで、夜間や悪天候が続いたときにも電力を使えるようになります。また創った電力を効率的に使うための省エネ仕様・設備も重要です。例えば、ムリや我慢をすることなく電力の無駄を省き効率的に省エネするための「HEMS」、室内の快適な温熱環境を守り空調に使う電力などを抑える「断熱性能」などが挙げられます。

立地、間取り、設備、住み心地、デザインなど、家づくりにおいて欠かせない検討事項はいろいろありますが、これからは「エネルギー」についても考えておくことが必要だと言えます。エネルギーをより賢く使えるような住まいをつくることは、何物にも代えがたい"安心"につながります。

teacher04

住まいのエネルギー「自給自足率」を考えることこそ、
未来の家づくりのスタンダードになるでしょう。