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みんなのスマートハイム

住まいのエネルギーを知れば、暮らしは変わる。 スマートライフ研究室

ソーラーと光熱費の関係とは

試算してみよう!わが家の発電理論値

意外と知らない太陽光発電用量と発電量の関係。

【第4回】
過去29年間の平均日射量からわが家の発電量を導き出します

太陽光発電の発電量の理論値を導き出すため、独立行政法人・新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)のHP上の「全国日射量平均値データマップ」にたどり着いたスマートハイムニャビとお父さん。
「かなりマニアックですよ」とニャビが念を押した作業とは、いったいどんなものなのでしょうか?


博士指差し

前回の復習だニャ。NEDOのホームページで日射量データベース閲覧システムのページを開いてください。

日射量データベース閲覧システム
博士指差し

ここで真ん中の年間月別日射量データベースを選んでください。すると下の画面になります。

日射量データベース閲覧システムの『年間月別日射量データベース』
博士指差し

赤線の部分で全国801地点から、ご自宅にいちばん近い地点を選びます。えころさんの場合は、東京都の府中でよろしいですか?

スゴイなぁ。東京都だけで6ヵ所(離島は除く)から選べるんですね。

博士指差し

地点を選んで この地点のグラフを表示(オレンジ色)のボタンを押せば、次の画面に行きます。

日射量データベース閲覧システムの選択地点の『年間月別日射量』
博士指差し

ここで、左下のデータ一覧表を表示のボタンをクリックしてください。
すると、下記の表が出てきます。
これが、計算に必要な日射量のデータです。あとは印刷ボタンを押せば、自動的に「東京都府中」の月平均日射量データがプリントアウトされます。

簡単ですね!

以前は、パソコンにソフトをダウンロードする必要があったのですが、WEB簡易版が出来て作業は楽になりました。こちらがプリントアウトされたものです。

公称最大出力公称最大出力
博士指差し

この中から、えころさんのソーラーにいちばん近いデータを選びます。
まず、いちばん左の「方位角」です。これは真南を0°として、何度東西に向いているかを表したものです。方位角15°なら真南から15°東か西に向いているという意味です。私たちが知りたいのは1日累計の日射量ですから、東西どちらに向いているかの違いは生じません。東に振っていれば午前中の日射量が多くて午後が少なく、西に振っていればその逆というだけです。

ウチのソーラーパネルは、ほぼ真南に向いてるんですよ。

では方位角0°を選びます。次にパネルの傾斜角なんですが、セキスイハイムの場合、フラット屋根なら10°、勾配屋根なら30°を選んでください。

ウチはフラット屋根のパルフェだから10°と。ああ、表の2段目ですね。

月平均斜面日射量

これを第3回で教えてもらったあの計算式にあてはめればいいんですね?

公称最大出力

そうだニャ。青字部分に東京都府中市の方位角0°、傾斜角10°の数値をあてはめ、赤字の部分にえころさんのソーラーの容量を入れて計算してみてください。

公称最大出力

できましたよ。年間で3841kWhみたいです。兵庫県明石地域より少し少ないですね。

博士指差し

緯度の低い西日本の方が太陽高度が高くなるので、発電量がやや多くなる傾向があるんですよ。明石地域は年間を通じて晴天率が高く、太陽光発電の普及が早く進んだところなんですよ。
今計算していただいたのはNEDOの過去29年間(1981~2009年)の日射量データをもとに計算した発電量です。実際のえころさんのお宅の発電量と比べてみてください。カタログなどに記載されてるデータと違い、お住まいの地域の気象条件(日射量)で計算しているので精度が上がっています。

ところでニャビさん、上の表を見ていて気がついたんですが、5月が409kWhと1年でいちばんたくさん発電していますよね?

日射量がいちばん多い月ですから、当然そうなりますね。

でもウチの場合、たとえば2011年5~6月の発電量がずいぶん少ないんですよ。このデータと合わないんじゃないですか?

NEDOのデータは過去29年間の平均値ですので、毎年の日射量の変化は反映されません。ですから、特定の1年(えころさんの場合2011年ですね)の実測データと比較するには、あまり向いてないんですよ。発電量予測にはとても貴重なものなんですがね。

それじゃあ、この時期のウチの発電量が妥当かどうか調べる方法はないんですか?

それなら気象庁のデータを参考にするといいですよ。
気象庁のデータは毎年の日射量を記録していますから。 次回はその方法をご説明するニャ。


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